賢人シューリン
インザスカイ・ワカサよ、お主は、春夏秋冬ではどれが好きじゃ?

インザスカイ・ワカサ
え?何?

賢人シューリン
聞こえておるはずじゃ。四季では何が好きかと聞いておるのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
清いか、強いか、深いか、広いかってことでしょ?

賢人シューリン
何のことじゃ?

インザスカイ・ワカサ
四季の歌で、何番が好きかってことじゃないの?

賢人シューリン
そうではない。単純に、春、夏、秋、冬では、どれが好きかを聞いておるのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
うーん、春かなぁ。桜の花がね、好きなんだよね。

桜

賢人シューリン
これまた季節外れの写真を、思い切って紹介したもんじゃのぉ。

インザスカイ・ワカサ
でさぁ、四季が何だって言うの?

賢人シューリン
うむ、わしはの、人生は、一度きりの春夏秋冬じゃと思うのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
何それ?名言っぽいのを残したいお年頃なの?

賢人シューリン
そういうことではないのじゃが、わしはの、人生で言えば今は冬じゃ。
普通であれば、冬の次には必ず春がくるじゃろ?じゃがな、冬が終われば人生も終わりなのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
ふーん、なるほどね。じゃあ、もうすぐ死ぬってこと?

賢人シューリン
そうではないぞ。わしの場合はの、冬が長いのじゃ。
ちなみに、お主は、忍者としてはまだまだ春じゃな。

インザスカイ・ワカサ
季節では春が好きだけど、忍者として春って言われると、何か嬉しくないなぁ。

賢人シューリン
いやいや、この時期が大事なのじゃぞ!
春にな、種を蒔くじゃろ?
夏にな、一生懸命育てるのじゃ。水をやったり、雑草を取ったりとな。
秋にな、収穫するのじゃ。
そして冬にな、収穫したもので生きるのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
人生は農家ってこと?

賢人シューリン
まぁ、近いかもしれぬな。
春に、少ししか種を蒔かなければ、夏は楽かもしれん。秋も、収穫量が少ないから楽じゃろう。でも、冬は大変じゃ。
春にな、たくさんの種を蒔いて、夏に一生懸命育てるのじゃ。秋は、収穫量が多いから大変じゃろう。でもな、十分な食料があるから、冬は楽に生きられるのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
じゃあ今は、たくさんの種を蒔いたほうがいいってことなんだよね?

賢人シューリン
そうじゃ、お主はまだ春じゃからな。春、夏、秋と、一生懸命頑張って成果を出せば、人生の終わりの期間である冬は、楽して過ごせるのじゃぞ。しかも、長く過ごすことができるのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
なるほどね。
シューリンの言ってることで、初めて少しだけ納得できたかも。

賢人シューリン
そのためにわしが、お主に農業指導を、つまり忍者の修行をつけているというわけじゃ。

インザスカイ・ワカサ
でもさ、今の時代、機械とか使えば、楽に大量に採れるんじゃないの?

賢人シューリン
もちろん、効率よくやる方法はいくらでもある、人それぞれにな。
じゃが、お主の人生を生きた者はお主しかおらんし、どんな方法が合うかは誰にもわからんのじゃ。

インザスカイ・ワカサ
その人の人生、誰もが初心者ってこと?

賢人シューリン
ようやくお主も、精神的に成長してきたようじゃな。

インザスカイ・ワカサ
そうは思いたくないけど、これもシューリンのおかげなのかもね。

賢人シューリン
いやいや、お主が頑張っておるからじゃ。たくさん種を蒔いておる証拠じゃ。

インザスカイ・ワカサ
てことなんで、夏もそうだけど、秋の収穫も手伝ってね。楽したいんで。

賢人シューリン
むむっ!お主は、見ようによっては大物になるかもしれぬな。

インザスカイ・ワカサ
サインがほしいなら、あげてもいいよ。